Tokyo Designers Week 2012に行ってきた
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2012.11.01
先日、TOKYO DESIGNERS WEEK2012(東京デザイナーズウィーク2012)に行ってきました。
東京は、こういったデザイン系のイベントが多くてうれしいです。
土日に行くときっとおしつぶされそうなので、仕事の一環としてさっそく行ってみよう!と上司を誘って行ってきました。
すごい数の出展があったのですが、中でも心に残ったものを残しておきます。
まずはずらりと立ち並ぶコンテナ展。
貨物用コンテナを再利用して、それぞれがコンテナの中の空間をアートとして使うというもの。
FabLab Shibuya
これは、普段使うすべての収納が一体化したデスク。
わかりにくいですが、うすいフタをするとデスクは平らな一面となり、フタをあけると収納スペースがでてきます。
中にはプリンタも入っていて、動くこともなくプリントアウトした紙をパッととれるすばらしさ。
使い勝手は、思っていたよりもかなりいいらしいです。
TRIBEというもの(たぶん)。
3本の腕が出た小さなパーツを、同じものばかりで組み立てていった作品。
同じパーツでも組み合わせによってペットボトルホルダーになったり、トートバッグになったり。
色の組み合わせでも雰囲気がかなり変わります。
室内の雑貨を全部こういうのにするのもすごくおしゃれだなーと直感的に思った。
伊庭野大輔+藤井亮介
真っ暗な部屋に数個のスポットライトをつけて、真ん中のミラーボールを照らしだすというインスタレーション。
かなりの数のミラーボールがお互いをお互いに反射しあって、反射されて小さな星のようになった光の粒がまわりの壁に映し出され、おのおののスピードでまわっているというもの。
ぼーっと立っていると、まるで宇宙に放り出されて星に囲まれているような気分に。
落合陽一
これも真っ暗なコンテナの中へ。
そこには小さな白いLEDライトがひとつ立っていて、音に合わせていろんな点滅をしている。
しばらくすると、そのライトに反射するたくさんの球体がふわふわと。
それはシャボン玉。たくさんのランダムなシャボンがひとつの小さなLEDライトに照らされるとこんなふうに見えるのか!という気持ちでした。(それ以上表現できない)
デジタルでしか見たことのないようなパフォーマンスが実際に見れた、というようなびっくりする体験でした。
nuuo(ヌーオ)
ちょうどその日にこの記事を見ていました。
Skypeでつながっているだけなのですが、向こうの方はダイヤルパッドなどで手を振ったり首を振ったりといった操作をしているそうです。
人形になっているので、見方によっては声に反応して動いているようで、けっこう楽しめそうでした。
- PCをとびでたビデオチャット人形『nubot』 | WEBROCK japan (ウェブロック)
シンアサノデザイン
線でデザインされた家具たち。
スツールなんてすごく丈夫でしたよ。ざぶとん敷いたら立派に使えるし、おしゃれなインテリア。
- shinnasano – shinnasano シンアサノデザイン
Fuwari (冷水久仁江+岡田憲一)
写真をとるのを忘れました。
インテリア関係のお仕事をされている奥さんと、メーカー勤務という旦那さんのご夫婦ユニット。
ちょうど、このCMと同じトリックで、遠近感がおかしくなるような不思議な空間を再現。
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上からつるされた取手をひっぱるとふんわりとしたかわいらしい看板が降りてきたりとか、おもしろい空間でした。
Physicalizing Data by Rhizomatiks
Perfumeを素材にしたインスタレーション。
平日なので15分待ちぐらいでイン!映像がものすごくきれいなのに、透明なスクリーンに投影されているのか??透けて見える感がすごかったです。(撮影NGでした)
学校作品展
こちらは、「あそぶ」をテーマにした作品がいろいろと。
ラップであそぶ
全部で120km!!という長さのラップを使って作ったかまくら。
中にいるのは…!?
蝶の切り抜き
機械なのか手動なのかもうわかりません。気が狂いそうになるぐらい細かくてアートでした。
いすであそぶ
曲面になっているので、起き上がり小法師の要領でゆらゆらします。
そしてこれは何かというと、どこにでもどう向きにでも座れるいす。発想次第でいろんな遊び方ができるそうです。
たくさんの展示や物販がひしめく屋内ブース
なんと大好きな建築模型がいっぱい!
他にも雑貨や家具、小物の物販など、それぞれのクリエイターさんたちがそれぞれ自分の大好きなものを作ったという夢のようなブースがずらり。
そして上司はこれがお気に入りでご購入。
調味料入れとかではなく、実は中にアロマオイルを入れられるウ○コ型の置物。いいにおいがしますよ★
- kamina&C
思ったこと
プロでやっていらっしゃる方々ももちろんいますが、中には普段は違う仕事をしながらアート活動をやっていて、こういう場所で出展されている方もいて、すごいなーと思いました。
自分のことを振り返ると、こういうことはすごくやりたいなと思う。
自分は今好きでWebとかアプリとかのデザインや実装をしているけど、それって実はモニターの中でしかないな、というのをすごく思う。
仕事としてはもちろん楽しいし大好きだけど、この本業にもっと力を入れるためにも、もっとこういう物理的な背景が必要だと最近思うことが多いです。
というか、個人的にやりたいだけでもあるのですが、でも自分的にもその背景を勉強したい。
たとえば、
iPhoneやAndroidなどの携帯端末で傾きの値が取得できる。さらにそれがブラウザからでも取得できるようになっている。
そこから入っていくのもいいけど、ちゃんと物事を理解するには、そのおおもとにあるチップや回路といったハードの部分、もっともっとコアの部分を理解したいなと思うようになっている今日このごろです。