今週のデザインインプレッション(2013.1.28~2.1)
インプレッションアーカイブ
2013.02.06
【体験から】
Flashでアプリのモックを作るのは悪くない
先週のインプレッションで、INFOBAR A02でのモックがFlashで作られていて、それがほぼそのまま「iida UI Virtual Touch」のサイトに出ていると書きました。→今週のデザインインプレッション(2013.1.21~25)
そのときは特に何も思っていなかったのですが、ふと思い立って、今関わっているアプリのモックをFlashで作ってみたのです。
結果、すごいよかった!
すでに普通の人はFlashでやっていたりするのかもしれないですが、いまさらながら再発見しました。
Flashで作ってよかったのは、作ったものがPC上で動いて見えるのはもちろん、Androidアプリにそのまま書き出せるということ。
開発チームに、ぽいっとapkを渡せるので、やりたいことがそのままアピールできました。
動く広告
ロールオーバーでこの動きをするのはおもしろい。
まさに「震えるほどの怒り」を感じられます。
ソースをみてみると、jsでcss(transformのrotate)をビミョーに変えることで動かしていることがわかります。
執筆現在では、PhotoshopVipさんの広告で表示されていました。
http://photoshopvip.net/archives/10361
デザインとアート、アクセシビリティとかユーザビリティとか
動きといい配色といい、賛否両論ですが、わたしはすごくビリビリきました。ひさびさに。
Flashじゃないねんで!というのはさておき、これはWeb的には「アート」だなと思いました。
目がチカチカするようなこの配色、気が狂いそうなこの動き、でもどこかずっと見てしまう中毒性。
アートというのは自分を表現する手段。見る人のことはあまり考えない。とりあえず自分をいかにして表現するか、が重要なんだと思っています。
それに対してデザインというのは、情報を整理したりして見やすくしたり、使う人に使いやすいと思ってもらえるようにしたり、といった使い手のことを考えることが重要だと思っています。
どちらが正解とかではなく、Webサイトもアートの一貫として表現の場であると思っているので、伝えたいものによってはただ単に「見やすい」「使いやすい」だけを追求しなくてもいいのかなというのを勝手に再認識しました。
【話題】
エレベーターの開く/閉じる
- 間違えやすい「エレベーターの開閉ボタン」をJAYPEGでデザイナーたちがリデザインしてみた – NAVER まとめ
- わかりやすい「エレベーターの開閉ボタン」ってどんなんだろうね? | fladdict
- エレベーターの閉じる/開くボタンのUI改善 ~日本マーケット向けの決定打は『ひらく』ボタンの撤廃だ~ – キャズムを超えろ!
なぜか話題沸騰したエレベーターの開く/閉じるボタンのくだり。
いろいろな議論がありましたが、斬新だったのがitogさんの意見。
エレベーターには開くボタンも閉じるボタンもいらない – Hacking My Way ~ itogのhack日記
たしかに、開くボタンも閉じるボタンもないけど、機能を果たせるデザインはありますよね。
こういう議論をデザイナーズハックでやったらおもしろそう。
モバイル市場がガラケーからスマホへ
日本のモバイルビジネスがiOSとAndroidに本格的にシフト中(App Annie調べ)
データ的にはやっとフィーチャーフォン(通称ガラケー)からスマートフォン中心に動き出したとかいてあります。
ストアの売上高も、まだまだAppStore(iOS用)のほうが断然高いものの、GooglePlayも上がってきて差を縮めつつあるといいます。
今の高校生のケータイ事情について人から聞いた話だと、今の高校2年生はほとんどがガラケー。そして高校1年生はほとんどがスマホ。
ぴったりきれいにわかれているそうです。
彼らが高校入学時のことを考えると、たしかに2年前はまだガラケーがメインでスマホは出始め、iPhoneはあったものの高校生にはまだ早いわよ的な風潮だったかも。1年前にはほとんどがAndroidになっていたかなー。
きれいに分かれ目があるのは時代を感じるおもしろい事象です。
7-Elevenのブランド
H&Mロゴ手がけるデザイン事務所による7-Elevenブランド刷新
よくみると、スウェーデンの7-Elevenなんですね。日本のかと勘違いしていました。
とはいえ日本の企業。Googleのように色を主張し、さらによくみると「7」のロゴが浮かび上がってくるギミックは絶妙。